交流の機会を奪ったコロナ。対策として開始した2つの事業。役割を終えたため終了します!
令和5年5月に新型コロナウィルス感染症が、感染症法上の2類から5類に引き下げられたことに合わせて、私たちの暮らしは少しづつ元に戻りつつあります。
コロナは、私たち地域福祉を推進しているものにとって最も大切な、人と人がふれあい交流する機会を奪ってしまいました。
そのまま地域がつながれなくなってしまっては、今迄、住民、社協、行政が三位一体となって努力して取り組んできた地域福祉のつながりが途絶えてしまいかねない。そんな危機感の中で誕生したのが、ロコメール事業とロココール事業でした。事業の経過について下記のとおりご報告いたします。
令和2年5月~令和6年5月までの事業報告
コロナ禍、通いの場を利用している皆さんは、感染を心配されご自宅から出る機会が減りました。(通いの場利用者延べ人数の実績は下記のとおり)
上記のとおり、令和3年度から、各会場ごとにクリーンサロン運動として最大限の感染予防に努め、コロナ禍にありながら通いの場を開催していました。(全面禁止は緊急事態宣言のときのみ)
池田町の通いの場の中心はふまねっと健康教室であり、食事を伴う場ではなかったことが、継続が可能にした大きな要因でした。そして、家に閉じこもり気味な方には、ロココール、ロコメールでの安否確認や家で取り組める脳トレ、塗り絵などが非常に好評であり一定の効果があったものと思います。
コロナが明けたのちは、従来どおりの通いの場を活性化させ、住民の皆さんの趣味趣向に合わせた選択できる通いの場を増やす段階に移行し、住民主体で場所や種類を増やしていく取り組みに注力しております。
流行の兆しのある「大人のDISCO」や「歌声サロン」、「おもちゃサロン」等は、前期高齢者やそれ以前の中高年の皆さんの趣向をも意識しています。
世代を越えて利用できる新しい通いの場づくりに取り組んでいきたいと考えています。
そこで、業務整理を行い、職員の業務量の軽減と今後値上がりする通信費の削減を実施し、新たな取り組みに振り向けるために、一定の役割を果たしたロコメール事業とロココ―ル事業を廃止するものです。
事業終了後に、現在利用している皆さんのサービス低下につながらないかとの心配は、利用者全員に既に直接ご説明し了承を頂き、他の通いの場に参加していただくなど勧奨しています。
また、安否確認については、現在高齢者ICT支援アプリの導入を検討しており、2つの事業を充分に補完できるものと考えています。(正式に決定したのちに説明いたします)
最後に、ロコメールを楽しく利用していただいた方の塗り絵の作品展を事業終了後に実施する予定です。予告編として何点かご紹介します。
今後とも、町民の皆様には、池田町社会福祉協議会の各種地域福祉事業への参加協力につきまして宜しくお願いいたします。